自分にだけ、かけてこなかった言葉

人には、「頑張りすぎなくていいよ」「少し休んでね」と、自然に言えます。

それなのに、同じ言葉を自分に向けることは、なぜかとても難しく感じることがある。

私自身も長い間そうでした。

誰かには「無理しないでくださいね」と伝えながら、自分がどれくらい無理をしているのかには、あまり気づけずにいました。

人に優しくすることはできても、同じ言葉を自分に向けることは難しい。

その二つの間には、思っている以上に大きな距離があるのだと思います。

人にはかけられる言葉なのに

自分に対しては、「これくらい平気」「まだやれる」と、つい厳しい基準を当ててしまう。

人からの心配には敏感なのに、自分の心や体が発しているサインには、驚くほど気づかないことがあります。

そうして頑張り続けていると、ある日、心や体の方から、「少し立ち止まって」と知らせているようなことが起きるときもあります。

眠れない、疲れが抜けない、何をするにも気が進まない。

そんな日常の中の変化として現れることもあれば、思うように動けなくなるほど強く感じることもあります。

体や心が教えてくれること

そんなとき、「なぜこんなことになったのだろう」「何がいけなかったのだろう」と、理由を探したくなるものです。

でも、起きたことの本当の意味は、すぐには分からないのかもしれません。

無理に意味づけをしようとするより、今はただ、心と体が求めていることに耳を傾けてみる。

それだけで十分なのだと思います。

その言葉を、自分にも

これまで、人には当たり前のようにかけてきた言葉を、今度は自分自身にもかけてみる。

「よく頑張ったね」
「もう少し力を抜いていいよ」

そんな言葉を、自分にも向けてあげる。

大切なものを守るために頑張ってきた時間は、決して間違いではありません。

ただ、その大切なものの中に、自分自身の心や体も、ちゃんと入っているだろうか。

ときどき、そうやって振り返ってみることも必要なのだと、今は感じています。

これを書いている私自身も、まだその途中にいます。

人に伝えてきた言葉を、自分にも同じように向けられるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

それでも、気づけたことから、少しずつ始めていこうと思っています。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

人には優しくできるのに、自分にはなかなか同じようにできない。
そんな心のクセに、心当たりのある方もいるかもしれません。

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